才能

Monday, September 7, 2009

アートを真剣にやり始める前、大きな壁となっていた事の1つは、自分には才能が足りないと思っていた事でした。アートをして生活する事が、どんなに大変かも知っていたし、自分の才能が十分でないと思っていたので、少しでもトライする事すらとても怖くてアートから逃げていました。

そこで、自分が自然に上手にできると思っていた技術や仕事を探し、それを自分が世界に発信するべき才能なんだと考えてきました。自然に上手なことを追って、前に進めばいいと思っていました…。上手に出来る事は、もちろんある程度は楽しむ事ができたけれど、あまり上手でないこと(つまりアート)にも、いまだ強い憧れをこっそりと抱いていたのでした。

ある時、上手くないものでもやってみよう!と決心したら、世界が広がりだしました。アートをトライし、作品の良し悪しにこだわらず、好きなことや楽しいという気持ちに従うように決めました。こんな風に物事に取り組む姿勢を人生の半ばになって、やっと知ったという事で、本当に謙虚な気持ちにさせてくれました。

自分というものに目覚めるのには一生の時間がかかりそうです。年を取ればもっともっと物事を知ると思っていたけど、実は本当に少ししか分かっていなかったというのが事実な気がします。

自分は、才能の力よりも、欲望や努力の力の方をもっと信じています。作家Natalie Goldbergの言葉ですが「才能は土の下に流れる地下水のようなもので、私達はそれを努力で取り出す。」

確かに才能ってあるかもしれないけど、その視点で世の中を見るなら、もっと上手な人、もっと若い人、もっと賢い人、はいつもいます。でも、私はNatalieが言うように「努力の方があなたをもっと遠くへ連れて行ってくれる。」と思うのです。そして、みんながそれぞれの才能とユニークなギフトを持っていて、それは自分の欲望や努力で現実化するような気がします。

0 comments: